1.中国全土の感染者数は着実に増加しており、7月2日18時現在で915例に達しています。また、中国国内における2次感染例や、疫学調査でも感染源が判明しない感染例も発生しており、学
校での集団感染も北京市や広東省で発生しています。現時点では中国国内でコミュニティレベルの持続的な感染が発生しているとまではいえませんが、そのリスクは高まっています。在留邦
人の皆様方におかれては引き続き中国国内の状況に関する関連の情報に注意しつつ、冷静に対応し、手洗い、うがいの励行、及び外出時に人混みに入る場合のマスクの着用等の感染防止対
策の一層の徹底が必要です。
2.日常の感染予防策
(1)新型インフルエンザに対しては基本的に誰も免疫を持っていないため、通常のインフルエンザに比べると感染が拡大して多くの人が感染する可能性があります。感染ルートとしては以下が考え
られています。
①飛沫感染
感染した人の咳、くしゃみ、つばなどとともに放出されたウィルスを健康な人が吸い込むことで感染します。
②接触感染
感染した人がくしゃみや咳を手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に他のもの(机、ドアノブ、つり革、スイッチなど)に触ると、ウィルスが付着することがあります。その付着したウィルスに健康な
人が触れた後に目、鼻、口に再び触れると粘膜・結膜などを通じて感染します。
(2)推奨されている感染予防策
① 外出したらうがい、手洗いを行うこと。手洗いは石けんを使って最低15秒以上行い、洗った後は清潔なタオルやペーパータオル等で水を充分に拭き取ります。
② マスクの着用をすること。咳、くしゃみが出たらマスクを着用します。また、家庭や職場でマスクをせずに咳をしている人がいたら、マスクの着用を勧めることも必要です。マスクがない場合は、
ティッシュなどで口と鼻を覆い、他の人から顔をそらして1m以上離れます。口を覆ったティッシュはゴミ箱へ。
③ ウィルスが粘膜を通して感染するため極力鼻や口を触らないこと。
④ 中国国内で感染が広がった場合には必要のない外出を控えること(特に人が集まる場所)。外出する際にマスクを持参し着用することも必要です。
3.熱が出たら
(1)発熱やインフルエンザ症状があった場合、出勤(登校)を控え職場(学校)に連絡して下さい。また、家族に同様の症状があった場合も、出勤や登校は慎重に判断して下さい。病院にかかる場合
には、新型インフルエンザ感染の可能性を考慮し、かかりつけの外資系病院や以下(※)の病院に相談して下さい。
(※)北京市衛生局は、市民に対して、発熱やインフルエンザ症状がある場合には、
①専用電話「12320」へ連絡するか(ただし中国語のみ)
②市内97カ所の感染症専門科設置病院で診察をうけるように知らせています。
(病院リストは、http://zhengwu.beijing.gov.cn/bmfu/bmts/t1048462.htm参照)
(2)病院を受診する際の注意点ですが、検査の結果、新型インフルエンザ感染の疑いがあるとされると更に精密な検査が行われ、検査結果がでるまでは医学観察下におかれます。最終的に新型
インフルエンザ感染が確認されると、法令に基づき軽症であっても指定病院(地壇病院、佑安病院、中日友好病院等)に移されて隔離・治療される場合があります。隔離に備え、病院の発熱外来
を受診される場合は、外部と連絡がとれるよう携帯電話・充電器の持参を心がけて下さい。なお、当館より病院に確認したところ、小さいお子様が感染している場合でもお子様だけが隔離されるよ
うなことはありませんので、保護者の方も治療が終わるまで付き添うことができます。
(3)熱が下がり症状がなくなっても、すぐに出勤・登校せず、医師と相談しつつ暫く様子をみることが必要です。
4.大使館HP、メルマガのご案内
大使館では、新型インフルエンザ対策本部を設置して情報の収集に当たると共に、大使館ホームページ及びメールマガジン(大使館HPから登録可能)で各種の情報を皆様にお知らせしています
ので、是非細めにチェック頂くようお願いします。
【在中国日本大使館ホームページ】
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu/birdflu_top_j.htm
【新型インフルエンザに関する大使館連絡先(当面平日09:00-17:45)】
(010)6532-2357
(010)6532-1507