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北京で第二回段級位審査会、ならびに中国剣道選手権大会が

出所:親睦委員会 作者:剣道同好会 日期:2008-11-25 クリック数:

北京で第二回段級位審査会、ならびに中国剣道選手権大会が
開催される

▼平成19年6月9日(土)~10日(日)
▼国家体育総局北京体育館

文:小田法和(北京日本人会剣道同好会)
撮影:高田喜久


 平成19年6月9日(土)、10日(日)の両日、国家体育総局北京体育館において「2007年北京段級位審査及び14省市剣道大会」が開催された。日本から国際剣道連盟の派遣団(塚本徹男範士八段、篠塚増穂範士八段及び国際剣道連盟事務局の黒瀬有申教士七段)をお招きし、北京、上海、広州、成都、大連など中国各地から総勢約150人の剣士が参加した。

 6月9日(土)午前には、塚本徹男範士八段、篠塚増穂範士八段による講習会が行われ、黙想や礼、素振り、基本打ち、応じ技等のポイントを懇切丁寧にご指導いただいた。午後には一級から三段までの審査会(国際剣道連盟の特別規則による審査会)が行われ、総勢122人(日本人、韓国人、欧米人を含む)が受審した。実技、剣道形、学科審査の結果、新たに2人の1級(合格率100%)、54人の初段(合格率76%)、25人の二段(合格率66%)、5人の三段(合格率50%)が誕生した。

 6月10日(日)には中国人による試合が行われた。全般的に北京勢、上海勢の活躍が目立ち、男子個人戦は陳啓峰選手(北京)、女子個人戦は師佳選手(北京)、男子団体戦は北京Fチーム、女子団体戦は北京Aチームがそれぞれ制した。各々が日頃の稽古の成果を発揮して精一杯戦い、特に男子団体戦は手に汗握る白熱した展開となり、終了と同時に会場は自然と大きな拍手に包まれた。

 今回の大会を振り返ると、中国人主体の運営にて成功裡に終えることができた。各団体の代表による会合も行われ、今後の中国の各団体間の連携や、国際剣道連盟への加盟に向けた具体的な取り組みについて話し合われた。また、合同稽古や懇親会も行われ、中韓日の剣士が多いに交流を深めた。今回のような大会や日頃の稽古を通して、草の根レベルで国境を越えた交流が行われるのは大きな意義がある。剣道を通じて、日本の伝統文化のよい面を知って欲しいというのが、私を含めた多くの日本人の偽らざる思いである。

 国際剣道連盟派遣団の先生方からも高い評価を頂き、着実に中国人剣士のレベルアップが図られている。実際、中国人剣士の熱心さは相当なものがあり、勝利への執着心も強い。試合では上段や二刀流を遣う選手もおり、講習会では熱心に説明に聞き入る姿が印象的で、また段審査の学科試験では、熱心な研究のあとが見て取れ、自分の言葉で書いている見事な答案が多かった。さらに、試合の運営は審判以外全て中国人によって行われ、支障なく進められたが、これも中国人のレベルアップを示すものである。

 中国(本稿では香港、マカオ、台湾を除く)における剣道の歴史は1990年代後半に始まり、ここ数年間で本格化、現在の剣道人口は約2,000人と推定されており、益々増加の傾向にある。国際剣道連盟へは未加盟で先に台湾で行われた世界選手権大会にも出場していないが、条件は整いつつあり、今回のような機会を一つ一つ積み重ねることが、そう遠くない将来の加盟に繋がるものと皆が期待している。その意味でも大きな一歩を刻んだ大会であった。

 今回の大会の成功は、国際剣道連盟からの派遣団及び当日審判を務めてくださった先生方の献身的なご指導、並びに準備に多くの時間を費やし、大会運営を影で支えた多くの中国人ボランティア、日本人の並々ならぬ努力の賜物である。共同主催として応援役をさせて頂いた北京日本人会剣道同好会(会長:東倉雄三錬士六段)の総意として、この場をお借りして改めて関係各位に労いの言葉と御礼を申し上げたい。

以 上

「2007年北京段級位審査及び14省市剣道大会」試合結果

 


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