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ウルルン希望小滞在記-2006年夏-

出所:チャリティー委員会 作者:チャリティー委員会 日期:2008-11-13 クリック数:
日本人会チャリティー委員
(北京日本人学校 教諭)
 片 山  功 輔
【希望小ってどんなとこ?】
「希望工程」として中国青少年基金会が1989年から進めているボランティア運動(希望小学校の建設、希望文庫の寄贈、農村教師の養成の3本柱)よって建てられた小学校のことを希望小学といいます。北京日本人会では2004年まで、毎年1つの希望小学校建設の援助を目標に募金活動などを行いこのプログラムに参加していました。

楽器の練習
みんな仲良しになりました
今日はそろばんの
授業です。難しい。

【どこにあるの?】
河北省・内蒙古・陝西省・遼寧省にあります。

空気がきれいな
ところでした。
プレゼントをしたボールで
早速サッカーをしました。
日本語講座の時間です。

【どこがつくったの?】
 北京日本人会のチャリティー委員会が中心になって取り組み、これまでに多くの方から寄せられた浄財等で建設支援してつくりました。

【全部でいくつあるの?】
北京日本人会が協力した希望小学は10校あります。

【希望小ボランティア活動って何?】
 希望小に日本人会員や日本人学校の教員等が行き、ボランティアで学習活動をすることです。
 日本人学校でペットボトル等を集めたお金で教材や遊び道具を買い、プレゼントをします。また、生徒会が中心となって集めた文房具などもプレゼントします。
 日本人会からも多額の支援をいただき、多くの教材教具をプレゼントすることができました。

プレゼントの贈呈式です。
子どもたちからお礼の
言葉がありました。
子どもたちと記念写真

【いつ、行われているの?】
毎年、夏休みに2泊3日の日程で行きます。今年は7月24日(月)~26日(水)、7月28日(金)~30日(日)、8月01日(火)~03日(木)の日程で合計3校に行きました。

みんなで料理
おいしいカレーが
できました。
おいしい。おいしい。
スライム作成中
みんなで合唱。
ペットボトル作成中

【どんな活動をするの?】
 ポップコーンやスライム、ペットボトルロケットを作る理科学習。そろばんなどの数学学習。日本の歌や中国の歌の合唱・合奏による音楽学習。竹とんぼ作りや皿回し、けん玉などの日本の遊びを中心としたレクリエーション。その他にも朝の会や帰りの会を利用したワンポイント日本語講座やカレー作り、書道など様々な活動をしました。

【日本人会ボランティア参加者感想】

「北京日本人会希望小ボランティア活動に参加して」
文化委員 篠原かおる

「もし、夏休みに中国人の先生方が、自分のクラスで3日間授業をして下さるような、そんな機会が子どものころあったとしたら、自分のその後の人生に多少なりとも影響を及ぼすようなカルチャーショックを受けただろうなあ。」北京日本人学校の先生方が、36名の希望小の子どもたちを前に授業をしていらっしゃる姿を拝見していて、ふと、そんなことを考えました。
以前から希望小ボランティア活動に関心を持っていた私は、日本人会だよりに掲載された希望小ボランティア活動の募集に今年初めて応募し、7月28日から30日までの3日間、河北省西地郷肖店村北京日本人会希望小にて、ボランティア活動に参加しました。
希望小に到着するとまず、北京日本人学校の児童生徒たちがリサイクル活動をした収益金により購入したサッカーボールやバスケットボールの遊具や北京日本人会の社会貢献基金で購入した教材教具を学校に贈呈しました。その後、子どもたちにも日本人会の企業からいただいたアニメキャラクターのうちわをプレゼントしました。子どもたちは、早速うちわに自分の名前を書き、先生方のサインをうちわの上にもらったり、理科の講義で作ったポップコーンを冷ますのにあおいだりとうれしそうでした。

うまく書けました。
読み聞かせ
ゆかた姿で記念写真

現地での活動計画、準備については、すべて北京日本人学校の先生方、スタッフの方々が準備されましたが、私も授業の合い間に日本の絵本(中国語版)の読み聞かせをしたり、日本文化の時間に持参したわが子の浴衣を子どもたちに着せたり、カレー作りのお手伝い等をさせていただいたりと、3日間があっという間に過ぎました。最後は、子どもたちから3日間の活動について感想をもらい、ちょっぴり寂しい涙の別れとなりました。
現地の関係者の方よりいただいたご挨拶の中に、今後ともぜひ、日本人会、日本人学校との交流の継続を願い、さらに希望小と日本人学校の子どもたち同士の交流も実現すればとのお言葉がありました。希望小の子どもたちの代表が、日本人会会員宅にホームステイをしたり、日本人学校に一日体験入学したり、日本人学校の子どもたちが寄贈したボールなどの運動用品を使って希望小にて現地の子どもたちと交流するなどの形で、将来子ども同士の交流も実現出来ればと思いました。また、寄贈したバスケットボールを使っていただけるようにバスケットゴールの補修をはじめとするメンテナンスを北京日本人会の社会貢献基金より協力できないものかと感じました。
最後になりますが、3日間という限られた期間でしたが、北京日本人学校の先生方をはじめ関係者の皆様、希望小ボランティア活動に参加という貴重な経験を頂きありがとうございました。

【おわりに】

 中国に住んでいる私たちですが、日頃は農村部の子どもたちと接することはありません。また、日頃から学んでいる中国語を生かせる機会もほとんどありません。この希望小学ボランティア活動は私たちにとって中国の教育・文化に触れることができる数少ない機会であり、中国語で授業ができる唯一の機会なのです。
 実際に2泊3日間、農村に足を踏み入れ、寝食を経験することによって中国の多様な社会を垣間見ることができました。貧困農村地域ほど、学校の存在が大きく、学校が地域の中心的な存在になっています。活動中、地域の多くの人々が学校に集まって、活動の様子を見ていたことからもその関心の高さが伺われます。こうした環境の中で私たちの授業に対し、目を輝かせて活動していた子どもたちの表情は、私たちに授業の原点を呼び戻してくれるものでした。また、授業を通して子どもたちだけでなく、現地の先生方・地域の人々と交流を深めることもできました。小さな交流ですが日中友好の架け橋となるためにも今後も続けていきたいと思いました。
 最後にこの希望小ボランティア活動を支えてくださっている日本人会のみなさま、中国の希望小関係者の方々に深く感謝いたします。



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