社会貢献担当副会長
柳田 洋
私、7月31日(火)~8月2日(木)の3日間、会社を休んで河北省
平県西地郷肖店村にある北京日本人会希望小学校に行ってきました。この希望小学校は10校ある北京日本人会希望小学校の内、1997年に3校目として建てられた学校です。
北京日本人学校の先生方は、毎年夏休みに3班に分かれて、これらの希望小学校に行って地元の子どもたちのために授業をしているのですが、今回私は通訳ボランティアとして日本人学校の先生方に随行させて頂きました。
希望小学校の子どもたちが日本人学校の先生方の授業を受けているのを見て、非常に印象的だったのが、子どもたちの学ぶことに対する強烈な好奇心です。もちろん、いつもと違う、それも外国人の先生が、普段と全く違う内容の授業をするのですから、新鮮味があるのは当然なのですが、それらを差し引いても、授業中のあの積極性や真剣なまなざしは、今の日本の小学生にはないのではないか、と思いました。
彼らは全員貧しい農家の子どもで、この希望小学校がなければ、多分、教育を受ける機会はなく、小さい頃から労働力として、毎日、家の農作業を手伝っていたのではないかと思います。そんなバックグラウンドを持って小学校に通ってきていますので、彼らの授業を受ける態度が真剣そのものになるのは、ある意味当然です。彼らにとって「小学校で先生や友達と一緒に勉強できる」ということは、なんともすばらしいことなのです。
そうした意味では、北京日本人会が建設した10校の希望小学校は、多くの中国の貧しい農家の子どもたちに就学機会を与え続けていますので、非常に意義のある社会貢献活動である、ということを再認識致しました。北京日本人会希望小学校で学ぶ子どもたちには、一生懸命勉強してもらい、将来、ぜひ、日中の架け橋になるような人材に育ってほしいと思います。
北京日本人会には本会計とは別に社会貢献活動のための社会貢献基金というアカウントがあります。ここにはゴルフ大会でのみなさまからのご寄付や、秋まつりでの収益金などが収入として入ります。
北京日本人会では1995年から2004年までの10年間、毎年1校ずつ、社会貢献基金から20万元を拠出して希望小学校を建設してきました。今まで建設した希望小学校につきましては、北京日本人会ホームページ(http://www.arp-nt.co.jp/beijing/)の「希望小学校建設援助活動」に詳細がございますので、ぜひご覧ください。
しかし、2005年以降は社会貢献基金の資金が枯渇し、年間20万元を拠出することができなくなってしまいましたので、集まったお金の範囲内で、北京日本人会希望小学校に対して、学用品やスポーツ用品の寄贈を行っています。今回も北京日本人学校の先生方が訪問した希望小学校3校に対し、1校当たり1,500元を社会貢献基金より拠出し、先方の希望を聞いた上で、バドミントンセットやバスケットボールなどを寄贈させて頂きました。
今回、私は通訳ボランティアとして、希望小学校の子どもたちの勉強をサポートするために参加させて頂きましたが、授業を受ける子どもたちの真剣なまなざしや、そのまっすぐな心にたいへん感動し、逆に多くのものを与えられて帰ってきました。
この感動を北京日本人会の会員のみなさまと共有するためにも、希望者の方がたくさんいらっしゃれば「希望小学校の子どもたちと一緒に遊ぶツアー(仮称)」なども企画したいと思っております。そうしたご要望がございましたら、ぜひ、北京日本人会事務局(e-mail: jab@public3.bta.net.cn、TEL:6527-2970)までお寄せください。
以上