チャリティーコンサートを終えて
― 開催報告&平原綾香さんへの単独インタビュー / 広報委員会 -
今回の平原綾香チャリティーコンサートは、北京日本人会が中国の恵まれない子供たちのために行ってきた希望小学校への支援活動に、平原綾香さんが賛同いただいたことで実現しました。
コンサートには希望小学校の生徒たちも招待され、「ジュピター」「星つむぎの歌」などの代表曲に加えて、中国民謡「茉莉花(ジャスミン)」を中国語で披露するなど情感あふれる力強い歌声が北京の観客を魅了しました。
広報委員会ではコンサートを終えた平原綾香さんに今回の感想と北京の皆さんへのメッセージをうかがいました。歌に込めた想いや家族の話など、平原綾香さんの素顔に迫りました。

Q.今回のコンサートではどのような想いを込めて歌われたのでしょうか。
今回のチャリティーコンサートに招待した希望小学校の子供達は、北京に来るのも、コンサートを聞くのも初めてと聞き、“もっと私の歌を伝えたい”“自分の想いを伝えたい”“もっと接したい”という想いで今回はステージに立ちました。こういうことができるのも私ひとりでできるのではなく、皆さんの力が必要だし、私は歌うことでしか皆さんの心に寄り添うことはできないけれど、少しでもお役に立てればと思って北京に来ました。
私はデビューしてからいろいろな楽しいこと、苦しいことなどがありましたが、これまで生きてくるなかで少し強くなれたと感じました。今、この同じ時代に生きていて、住んでいるところや環境もそれぞれ違いますが、心の中では誰もが自由に夢を見ることができるし、楽しいとか苦しいとか決めるのも自分の心次第だと思うんですね。そうした心の持ち方を私はデビューしてからのいろいろな経験を通じて感じてきました。具体的に言うのは難しいですが、私は自分の感じた心の中の素直な心を曲に託しているので、その自分の心をぜひ感じてほしいと思っています。
Q.客席との一体感も感じられたと思いましたが、いかがでしたか。
予想していた以上にアットホームなコンサートになりましたね。客席が近かったので皆さんの表情もよく見えました。皆さんニコニコ笑っていて、自分の知っている歌にはワーッと反応があったりして、非常にうれしかったですね。
Q.今回は北京のファンということで選曲は難しかったでしょうか。
選曲は何度も考えて厳選しました。中国に住む皆さんにも知られている歌、北京でも放送されている「彩雲国物語」で使われている「はじまりの風」は必ず歌おう、とか考えながら候補を出していきました。NHKの「ダーウィンが来た」の番組で使われている歌に思わぬ反応があったりして。良かったと思いました。
Q.また北京で講演したいというお話ですが、具体的な計画はありますか。
まだ具体的な予定はまだありません。日本でも中国にいるファンの皆さんをいつも気にかけていて、ネットで検索してみては皆さんが私の歌をどのように感じてくれているのか想像していました。
やはり直接皆さんの表情を見てみないとどんな気持ちで聞いてくれているのか分かりませんが、今回北京でコンサートをして、みんなが笑顔で私の歌を聞いてくれる反応を見てすごく身近に感じることができました。
また、自分の歌が中国の皆さんにも届いているという実感がある一方でまだまだ届いていないと思う面もあります。もっと頑張らないといけない、興味を持ってほしい、という想いが今回いっそう高まりました。
Q.6月の上海万博でも歌われる計画があると聞きましたが、本当でしょうか。
本当です。中国の歌手のaminさんから声をかけていただいて参加することになったのですが、自分の歌以外にはまた「茉莉花」も歌いたいと思っていますし、上海万博のテーマソングもaminさんと一緒に歌うかもしれません。上海でも皆さんの前で歌うのが楽しみです。
Q.今回はお父さんとの共演もありましたが、普段はお父さんや家族とどう接しているのですか。
休日はほとんど家族で遊んでいます。家族でいろんな所に出かけることも多いので、私は今も実家に暮らしていますし、父とは小さいころから一緒に遊んでいます。
今は音楽でも繋がっているので、私がレコーディングしてきたCDを家でかけるとアドバイスをくれたりもします。少し前までは父にアドバイスされても、そんなことはわかっているのに、と思う時期もありましたが、やはり父の言っていることを実践する方が良かったし、間違いもないので、それからは素直に聞くようになりました。
Q.最後に北京在住の皆さんにメッセージをお願いします。
そうですね。海外で暮らすのはすごく楽しいけど大変なことも多いと思います。私は旅行が好きでいろいろな国を訪ねるのが好きなんですけど、外国で日本人の方が活躍したり住んでいるのを見ると本当にすごいなと思うんですね。
言葉も勉強しないといけないし、その国の文化にも毎日触れないといけないし。大変なこともあると思いますが、今回日本人学校に行ってみて、みんなが笑顔だし、一瞬一瞬を楽しんでいて、みんながそれぞれに表現している姿に感激しました。
私は小さいころはステージに立つのも苦手で、人前で歌うなんてもってのほかという子供でしたけど、あの子供たちを見ていてこれからが本当に楽しみだなあって思ったし、その笑顔をいつまでも忘れずにいてほしいなあと思いました。
私もまた皆さんとこうして音楽で交流していきたいし、皆さんも少し寂しくなったら今回の「星つむぎの歌」を思い出してほしいし、私の歌を口ずさんでもらえたらと思っています。
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