お肉やお魚をふんだんに使うイメージの強い中華料理、中華で精進料理って、なんだかピンとこない人も多いはず。でも、精進料理は、鎌倉時代、仏教伝来とともに、中国から日本に広まったそうです。現在でも、中国南方ではたくさんの素食レストランがありますが、富裕層の間でヘルシーブームが広まるにつれ、最近では北京でも数軒の素敵な精進料理レストランを見かけるようになりました。
その中でも、今回、ご紹介する“慈来素食”は、お料理の味、見かけの美しさ、お店に雰囲気ともに一押しです。それに、精進料理レストランでは、酒類がないことが多く、あってもワインだけです。ところが、このレストラン、一か罰かでビールをお願いしたら、なんと、冷え冷えの缶ビールが出てきました。もちろん、ワインも置いているそうです。激辛水煮魚を頼んでも、これで安心ですね。
さて、お料理の紹介です。お料理の見かけと同じく、ネーミングも美しい。“清涼雨”…。メニューを見てもちんぷんかんぷん。中国語の下にある英語の説明で、何とか、想像がつきますが、分からなくても、服務員さんが優しく、丁寧に教えてくれます。
まずは、サービスの大根とにんじんのお漬物。ピリ辛紅白なますのようで、日本人の口に合います。
前菜は、きくらげ、百合根のサラダをわさびドレッシングで頂く“清涼雨”(32元)、 “田園味百菇”(38元)は薄切りの鮑茸を胡麻だれで頂きます。特にお薦めは“椒麻天机” (35元)。もちろん鶏肉は使っていませんが、まるで棒棒鶏。山椒だれが相性ぴったりです。
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スープは、“酸辣”(28元)。量も十分で、程よい酸味です。
メインに、さとうきびを骨に見立てたスペアリブを甘辛ソースで仕上げた糖醋小排のような“風柔日薄春犹早”(68元)、大根と厚揚げの煮込み“卜喜洋洋”(56元)、新鮮なキノコ炒め“鉄板鮮菌”(58元)、それに、唐辛子たっぷりの水煮魚“唇歯留香”(68元)を注文しました。水煮魚は、その名のとおり、唇も歯もピリピリと麻痺してしまうよう。辛いものが苦手な方は、避けたほうがいいかもしれませんが、水煮魚好きの方には、是非お試し頂きたい一品です。
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主食は、高菜チャーハンのような“橄欖菜炒飯”(18元)、三色の野菜と五穀餃子“満口香五谷水餃”(12元)と白ご飯“米飯”(8元)を1碗。
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飲み物は、花びらの入ったお茶“五台山金銀花茶”(78元)をポットで、ビール(18元)3缶、コーラ(18元)1缶を頂き、5人で571元。ソースはお料理にマッチするよう工夫が凝らされ、どのお料理を頼んでも味付けが異なり、飽きのこないお料理です。食欲の秋、食べ過ぎて疲れた胃を、精進料理でホッとひと息させてあげてはいかがでしょうか?
■お店DATA:
慈来素食
電話:58670204
住所:朝陽公園路1-3 好運街の真中あたり。赤い看板が目印です。





