春節も近いということで、その名も新春を思わせる「早春二月」を紹介しよう。
場所は安定門南の胡同の中、四合院作りの四川料理レストランだ。清朝末期の建物物だそうで、入口は古い民家の情緒を残し、店内は棗と椿の木がそのまま存在している。天井は吹抜けの天窓で、中国古典インテリアで統一された空間は落ち着いた雰囲気。主な料理は創作型四川料理。伝統的な四川料理に、西洋料理や東南アジア料理など異なる文化理念を結合させた、健康趣向の店だという。料理の盛付けやメニューのネーミング等も美しくお洒落で、若者や外国人が多く利用。スタッフの対応も親切だ。
先ずは凉菜から。我的粉絲(25元)は、蝦やイカが入った春雨サラダ。甘酸っぱい味でタイ料理風。老虎棒棒鶏(19元)は、日本では蒸し鶏を裂き胡麻だれかけて食べ、“バンバンヂー”としてお馴染みだが、ここでは老虎菜(東北料理の凉菜。香菜、キュウリ、玉葱を酢と香油で和えたもの)と組合せている。自火炙りした青く小さな激唐辛子が隠し味になり絶妙な辛さを出しているが、どこか別々に料理を食べている感じ。
![]() |
![]() |
メイン料理は、店のオリジナル料理、两絵麻辣魚(野生ナマズで。2.7斤105.3元)を。真っ赤なスープに、一度油で揚げた切り身が入る。竜田揚げのイメージか。トッピングは寛条(幅広の里芋原料の春雨)のみ。水煮魚より味がしっかり染みているが、揚げ粉の小麦粉がスープに溶け出すため、かなり重い仕上がりとなる。魚は淡白な方が良さそう。他に草魚(29元/斤)やさかな鱸魚(すずき59元/斤)も選択可能。
もう一品、店の自慢メニュー、村童烤兎腿(39元5個入り)を。本来は四川の農家料理らしい。皮はパリパリ、肉は良く引き締まり肉汁少なめ。重慶麻辣の痺れる辛さが良く合う。兎肉はこんなに美味しいのかと驚かされた。
![]() |
![]() |
野菜料理からはか咖哩土豆泥(19元)を。店員も進めた料理で、要するにポテトサラダにカレーがかかっているのだが、マッシュポテトはしっとりとした上品さを備え、カレーはスパイシーな中にまろやかさがあり、創作型四川料理と言うに相応しい一品だった。スープは早春的湯うく份(59元/大碗)という店の名前が付いたものを注文。鶏、各種キノコ、棗、クコの実など身体に良い食材を煮込んだ栄養スープ。一人用もあり。
![]() |
![]() |
白飯は香米飯1元/碗、お酒は青島純生ビールが12元/本といったところ。白酒の種類が豊富。一人消費額は約80元。一般テーブルの他に、衝立で仕切った個室と二階個室有り。その他人気メニューは泉水六合魚(緑色食品)、海味香鍋、古法壇子肉など。お店は安定門店以外に、建外SOHO、慈雲寺店がある。
・安定門店 住所:安定門車?胡同18号 TEL/64069521
・建外SOHO店 住所:建外SOHO東区8号楼3階 TEL/59003514
・慈雲寺店 住所:遠洋国際中心A座首、2階 TEL/85868340





