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子供の病気対策

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ご自宅や旅行先でお子様が急に体調を崩したり、思わぬケガをした場合、どのように対応すれば良いか、落ち着いて対応できるように急な発熱、耳痛、嘔吐、切り傷、捻挫に着目し、救急で医療機関を受診する前にご家庭で何ができるか、学んでいきましょう。

1.発熱

発熱を伴う病気のほとんどは感染症によるものです。発熱は主にウィルス性と細菌性の原因に分かれます。感染症の熱は夜間に上がることが多いのですが、熱の高さが病気の良し悪しを決める要素ではありません。熱があっても食欲があれば心配ないですが、熱の有無に関係なくぐったりしていると要注意です。また、熱が38.5度を越えると脱水症状が進行したり、熱性痙攣(けいれん)に発展したりする場合がありますので、解熱剤の投与を検討します。

お子さんの手足が温かく顔色も良いようであれば、厚着をさせる必要はありません。もし、青ざめ寒がっているようであれば、心地よい程度に衣服を着せてください。熱の原因が不明、また元気がなく水分も十分取れないようであれば、早めに医療機関を受診してください。3日以上熱が続く場合も受診が必要です。

2.耳痛および耳漏

子供は風邪や鼻炎の症状に引き続き、急性中耳炎を併発する場合があります。急性中耳炎による耳痛の特徴は、夜間に突然激しく泣くほど耳が痛くなることです。この痛みは解熱剤で解消されて痛みはかなり改善することが多いですが翌朝医療機関で診察をして鼓膜の状態を確認してもらいましょう。

3.嘔吐

ロタウィルスやノロウィルスによる急性胃腸炎の症状はほとんどの場合、突然夜間に嘔吐(おうと)がはじまります。嘔吐が始まると2-3時間は水分を与えても繰り返し吐きますので、スプーンで口を湿らす程度で3時間ほど待ちます。朝になると吐き気が落ち着く場合も多く、それから塩分、糖分が摂取できるよう、50ml程度の重湯、スポーツ飲料などを勧めるとよいでしょう。

軽症の場合は半日ほどで吐き気はおさまり落ち着きます。しかし半日経っても水分を吐く、またはぐったりして目を閉じたまま話もしないなど、脱水症状が見られる場合は医療機関の受診しましょう。

4.切り傷・擦り傷

出血が多くなく、底が見える程度の深くない切り傷、擦り傷はまず、きれいな水でしっかり汚れを落とすことが重要です。その上で最近、推奨されている湿潤療法を行ってもよいでしょう。これは、新しい細胞の再生には湿潤条件が必要という原理です。市販のキズパワーパッドも有効ですし、食品用ラップで覆う方法も自宅で簡単に出来ます。但し、痛みが続く場合は受診して下さい。

5.捻挫・打撲

「安静、冷却、圧迫、挙上」が治療の鉄則です。まず急性期の内出血を止めることが目的です。ただしそれも48時間まで。それ以降は温め、マッサージをかけ循環を改善していくことで治癒が進みます。

 

監修:
ラッフルズメディカル 北京
北京クリニック 医務長 森下京子医師
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